ガイドマップ『島根でしかできない50のこと(繁体字版)』による現地台湾での島根に対する意識調査データ公開

タイムアウト東京の島根ガイドマップ(繁体字版)

島根に対する認知、理解が大幅アップ、島根観光への意欲向上にも貢献

 

2017年3月、島根県観光振興課様と作成したガイドマップ『島根でしかできない50のこと(英語版/繁体字版)』がリリースされました。誌面では、出雲、松江、石見、隠岐といったエリアから、観光地やレストラン、バー、ショップなどを紹介。タイムアウト東京ならではの外国人目線に根ざした切り口で、定番スポットから地元民が認めるローカルなレストランやバー、陶磁器のショップなどを50の「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介しています。島根への外国人観光客の誘致へつなげる目的で作成され、繁体字版は特に台湾からのFITをターゲットとしました。

台湾では、台北の富錦街にあるタイムアウト東京の媒体配布ポイントで繁体字版マップの配布を行い、同時に、台湾のライフスタイル・ウェブマガジン「haveAnice」にも記事とマップを掲載しました。ガイドマップの配布ポイントである富錦街は、松山空港のすぐ近くに位置し、美しい緑の並木道が印象的で落ち着いた雰囲気で、ハイセンスなカフェやファッション、雑貨のショップが立ち並ぶ、今台北で最も注目されているエリアです。

この度、当ガイドマップの配布とウェブマガジンでの記事掲載前後に、島根に対する台湾の一般消費者の意識がどのように変化したかを調査し、その結果がデータとしてまとめられました。

■島根ガイドマップ 配布と記事掲載前後の一般消費者(台湾)の意識調査結果概要

<島根の認知・理解・経験・意向(訪問意向)について>

グラフ:島根の認知・理解・経験・意向(訪問意向)について

「経験」については、事前と事後であまり変化はなかったものの、「認知」については事前と事後で30ポイント以上増加した。また、もっとも事前と事後で大きな変化がみられたのが「意向」で、30ポイントの増加となった。

日本国内の他の地方自治体の事例と比べ、島根に関しては「認知」の増加が特徴的であった。台湾では比較的、馴染みが少なく、事前の認知度が高くないエリアのガイドマップであったが、「認知」の大幅な増加につながったのは、タイムアウト東京の独自の切り口で編集された本ガイドマップの内容が、台湾の人々にとって非常に興味を持ちやすい内容であったことが考えられる。また、単なるマップではなく記事の掲載もおこなったことで、幅広い層へアプローチし、「認知」より深い「理解」にまで訴求できるガイドマップとなったのも理由のひとつである。

配布後、ガイドマップの配布店舗にはメールやSNSでの問い合わせが合計20件以上もあったことでも反応の大きさが明らかとなった。その多くは熱心に島根県に旅行に行くことを検討しているが、台湾では情報がなかなか手に入らないと悩んでいた20~30代の台湾人であった。

<島根県のイメージについて>

グラフ:島根県のイメージについて

それまで台湾ではなかなか情報を得にくい地域であったため、配布前には高ポイントのイメージがなかったと考えられる。事前と事後で増加したイメージは「伝統的」「おしゃれな」「センスが良い」「自分に合う」というイメージであった。また、「高級感」「大人っぽい」というイメージも増加している。これに対し、事前と事後で大きく減少したイメージは特に見当たらず、当ガイドマップのリリースが台湾マーケットにおける島根のイメージ醸成に大きく寄与したことがわかる。

<調査概要>

■ 調査対象:ウェブマガジン「haveAnice」、ECサイト「haveAnice…SHOP」の会員

■ 調査対象:台湾在住の20才~39才の男女

■ 調査地域:台湾

■ 調査方法:インターネットリサーチ

■ 調査時期:2017年3月6~11日、4月21~26日

■ 有効回答数:379サンプル ※設問により増減あり

■ 調査会社:FUJIN TREE GROUP (台湾)

※ 島根ガイドマップの配布日は2017年4月7日、ウェブマガジン「haveAnice」の記事掲載日は2017年3月30日、4月10日

 

ガイドマップ『島根でしかできない50のこと(繁体字版)』についてはこちら

「haveAnice」の記事はこちら

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